体調をくずしませんように。
いやな思いを、吹き飛ばしましょう
< 本文は:物語風に2分 >
目次
1.タウパの前書き
2.先生に頭にくる
3.首に異変が!
4.足がパンパン
5.がまんなんてもんじゃない
6.いやな気持ちを、おっぱらう
7.思いっきりあそぶ
8.まとめ
それでは、物語のように、どうぞ
1.タウパの前書き
こんにちは、島に住む10才のタウパです。
そんな小学校の先生、はやくいなくなってほしい。
みんな、
そう思ってるんだってばぁ。
2.先生に頭にくる
つよい日差しを葉をふいた屋根がさえぎり、その下からでたタウパとリンが、職員室を背にしてあるきました。
「どうしょうもない。あの先生、おしまい的だね」
リンがいいタウパがつづけて発します。
「ほんと、相変わらずぼくらのいうこと、ぜんぜん信じないし、いつも自分の子どものころと、おなじようにしろって、押しつけてくるし」
リンが片手で首をなでました。
「そうします、って先生にあわせてかわすと、機嫌がよくなって、解放してくれるんだから、バカじゃないの」
「それでも頭にくるってばぁ。ウソなんてついてないのに、きめつけて――」
3.首に異変が!
教室の葉をかさねた屋根が、四隅の柱にささえられています。
タウパとリンが軒をくぐり、地面にしかれたヤシの葉をあんだマットに、あぐらをかこうとしました。
男の子がリンに目をとめます。
「どうしたんだよ、その片手でおさえてる首?」
リンが首をかしげます。
「リンの首のまわり、真っ赤じゃないか」
リンがりょう手で首をおさえました。
「そうなんだ! どうりで、なんかかゆいと思った」
4.足がパンパン
女の子が立っているタウパの足を指さします。
「いやだ、タウパその足、やばくない?!」
タウパが下をむきました。
「うわっ、なにこれ! なんか張るような感じがすると思ったら――」
女の子がタウパの足先に、そっとさわります。
「足首や甲が、パンパンにふくらんでる」
女の子がタウパの顔をみあげました。
「こうやってさわっても、いたくないの?」
「いたくないけど、なんか爆発しそうな感じ」
5.がまんなんてもんじゃない
「職員室でゴーマン先生に、いわれてたんだろう」
タウパとリンが、うなずきました。
女の子がタウパの足に、手をあてたままです。
「タウパもリンも、自分じゃ気がつかないうちに、たくさんがまんしてるのよ」
「そうだ、そうだ。がまんが首を赤くしたり、足をはれぼったくしたりしてるに、きまってるぜ」
リンが心配そうに、りょう手を首にあてています。
「ぼくとタウパは、がまんなんてもんじゃないよ。ゴーマンのやつ、思いっきり蹴っ飛ばして、たおれたら顔を何度もふんづけたいぐらいだ――」
タウパが大きくうなずきました。
6.いやな気持ちを、おっぱらう
「おい、みんなで、タウパとリンを助けようぜ」
あぐらをかいていた子どもたちが、立ちあがりました。
男の子が、タウパにむきます。
「タウパ、走っても足、いたくないんだよな?」
「走るぐらい、へっちゃらだってばぁ」
「だったらふたりとも、いやな気持ちをおっぱらうんだ」
「そうよ、先生からうけたゲロみたいな思いを、吹き飛ばすのよ」
「よしリン、俺たちにまかせとけ」
女の子が、タウパの手をとりました。
「いくわよ、タウパ」
7.思いっきりあそぶ
子どもたちが柱のあいだから、いっせいに外へ飛びだして走ります。
でっぱったお腹を下からささえるように、茶色い布を腰にまいたゴーマン先生が、あわてて職員室の柱のあいだから、外へでてきます。
口のまわりにモジャモジャ生えたヒゲをうごかしました。
「こらっ、なにやってる――。おまえたちもう、授業がはじまるぞ。教室にもどるんだ」
走りながらリンが、首をこすりました。
「うわっ首が、もっとかゆくなった」
「こらっ!! 待たんか――」
足をとめずにタウパが、頭からクモの巣でもはらうように、りょう手をうごかしました。
「声がまとわりついてくる。ぼくもう、りょう足が爆発する」
男の子が声をはりあげます。
「よしみんな、ダッシュするぞ」
女の子が声をひびかせました。
「海までよ。白い浜をかけおりて、透きとおる海に飛びこむから。イルカたちとあそぶわよ」
8.まとめ
こんにちは、どふぁらずら。
がまん。
からだが悲鳴をあげて、
髪の毛がぬけて、はげる子だっているずら。
おっと!
こっちは、がまんに似た、思いやりずら。
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