無心・新たな考えが生まれるかもしれない




*目にやさしい背景色を使用*











心のやすらぎとともに。








< 説明は:物語風に3分 >


目次

1.タウパの前書き

2.自分たちの力でつくる

3.こみ上げる怒り

4.感情をおさめ冷静に

5.気持ちの葛藤がストレスになって

6.冷静な判断

7.無心になって戦う力を

8.無心から生まれるひらめき

9.まとめ








それでは、物語風におくります














― そこは、さんご礁にかこまれたのしげる島 ―







1.タウパの前書き


こんにちは、島に住む10才のタウパです。

頭にくるんだってばぁ。

ムカついて、それがストレスになるんだってばぁ。

だからって、

相手とおなじことしたら――。


















 2.自分たちの力でつくる

タウパより1学年上になる5年生の、男女4人です。

そこはヤシ林の中の、雑木にかこまれた草むらでした。

「今日は俺が、オノを持ってきた」

「わたしは、ヤシの実の繊維をあんだ紐。昨日は、キリリが持ってきてくれたから」

「家の人にみつかったら、たいへんだから、きをつけないと」

秘密基地の骨組みが、もうすこしで完成です。

「この角をしっかり縛って、よし、骨組み終了だ」

「わたしもできる。最後にここをとめて、屋根にのせる葉があめたわ」

「横は、こっちとこっちだけ、枯れたヤシの葉をあんでふさごう。そうすれば、もっとみつかりにくい」

4人とも汗びっしょりです。

2日間かけて完成させました。


















 3.こみ上げる怒り

雑木にかこまれた草むらに、4人が立ちました。

「なんだよ、これ」

「全部、ぬすまれてるじゃない」

「ゆるせないわ」

その次の日でした。

ヤシの木の影から4人が、こっそりみています。

「あれ、わたしたちがつくった基地じゃない。こんなところに」

「まちがいないな、俺たちが集めたり、つくったりした材料だ」

「どうする。あいつら上級生だぜ」

相手も、男の子と女の子が2人ずつです。

「かまわないわよ。取り返しましょうよ」

そういった女の子が、拳をにぎりました。

「まって、冷静になって考えよう」


















 4.感情をおさめ冷静に

4人は場所をかえ、ヤシの葉の影にあぐらをかきました。

ゆっくり息をして、肌にあたる風を感じなくなります。

無心になりました。

すこしして女の子が目をあけます。

「作り直しましょう」

べつの女の子が、つづけていいます。

「また材料を集めて、つくるのよ」

「そうだな。あんなやつらと、おなじになりたくない」

感情がおさまり、冷静な判断ができます。


















 5.気持ちの葛藤がストレスになって

みつからないように、べつの場所を選びました。

4人が額やほほの汗を、手の甲でぬぐいます。

「やったわ、これで完成よ」

つぎの日です。

また、材料がぬすまれ、基地がなくなっています。

4人がヤシの木の影から、視線を送ります。

上級生の4人が、ぬすんだ材料をつかって、基地を大きくしています。

にぎりしめた子供たちの拳が、ふるえています。

怒りと我慢が戦い、ストレスになって、体中がかゆくなりました。

そこからはなれ、腕や足、背中や胸をかきます。

「こんなんじゃ、俺たちがまいっちゃう」

「浜にでよう」


















 6.冷静な判断

白い砂浜に、ヤシの葉がいくつも日影をつくっています。

日影をさけ4人が、日向にあぐらをかきました。

強い日差しをうけます。

「戦う相手は太陽じゃない。暑く感じる自分だからな」

目をつぶり、ゆっくり呼吸をします。

体からかゆみがきえ、耳たぶにあたっていた、風の音が聞こえなくなりました。

肌を焼く熱が、遠ざかっていきます。

ヤシの葉の影が、位置をかえました。

男の子が立ちあがります。

「基地をつくりなおそう」

「そうよ。ケンカなんて、ばかばかしいわ」

「楽しんでつくろうぜ」


















 7.無心になって戦う力を

「まただ! 何度つくりなおせばいいんだ――」

「あぁぁぁもう、いい加減にしてぇ――」

子供たちが両手で、頭を強くかきました。

髪の毛をひっぱる子がいます。

「かゆい、かゆい、体中が、かゆいわ」

「もう、がまんできない。やっつけに行こう」

「そうよ、相手の基地をこわして、材料をうばいかえすのよ」

みんな拳を強くにぎっています。

「やるなら集中しよう。そのほうが戦う力がわく」


















 8.無心から生まれるひらめき

4人が、高いヤシの木をのぼります。

葉の先へむいて、葉の芯にあぐらをかきました。

心が静まって高さを忘れ、木のゆれを感じなくなります。

宙に浮いてあぐらをかき、その身が空間をすかすようです。

男の子が目をあけました。

「海に基地をつくろう」

新しい発想がうまれました。

「そうよ、それがいいわ。小さなイカダをつくって、それに材料をのせて、はこぶの」

「基地は大きめのイカダの上に」

「俺たちは泳いで基地へいけばいい」

「だれからもみえるけど、ぬすむこともできない」

無心になったことで、次々にひらめきました。








 9.まとめ







こんにちは、どふぁらずら。

頭にきたまま、行動しない。

無心になる。

新たな考えが、生まれるずら。




おっと!

こっちも頭にくるずら。

・誹謗中傷 >








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