< 本文は:物語風に4分 >
目次
1.タウパの前書き
2.おっぱいがでない
3.義母の気づかい
4.赤ちゃんは、おなかいっぱい
5.お母さんのなみだ
6.わたしがかならず
7.ほほをへこませて
8.栄養がたくさん
9.どうもこうもない
10.まとめ
それでは、物語のように、どうぞ
1.タウパの前書き
こんにちは、島に住む10才のタウパです。
大きくてやわらかそうなおっぱいに、顔をうずめるようにして、
赤ちゃんがもごもご、口をうごかしてる光景、
よくみるんだってばぁ。
2.おっぱいがでない
葉をふいた屋根の軒先で、地面にうつるヤシの葉の影が、ゆれていました。
柱にささえられる屋根のしたで、赤ん坊がつらそうにないています。
あぐらをかいたお母さんのスズにだっこされ、おっぱいを飲もうとしていました。
姑のヒトが、あかん坊をだきあげ、赤ん坊の父親にむきます。
「お腹がすいてないてるのよ。はやくこの子を、トリゴのところへつれていきなさい」
赤ん坊をだいた父親が、腰をふかくまげて軒をくぐり、母屋からでていきました。
「さぁ、スズは……」
姑のヒトが、嫁のスズにむきました。
3.義母の気づかい
「はいこれ、息子が用意した若いヤシの実よ。中の樹液がのみやすいように、口をあけてありますからね。ゆっくりでいいわ。飲みほすのよ」
実をスズがりょう手でうけとりました。
ヒトがたちあがり、厚手の葉であんだ寝具をしきます。
「水分をとれば、おっぱいがでやすくなるわ。のんだらすこし、ここに横になりなさい」
ヒトが手のひらで、マットをかるく2度たたきました。
「わたしたちがやりますから、家の仕事のことなんて、心配したらダメ。かなしむのもそうよ。おっぱいは、かならずでますから。安心して、ゆっくりやすむの。いいわね」
ヒトがやさしそうな目を、スズにむけました。
4.赤ちゃんは、おなかいっぱい
赤ん坊をだいてもどった父親が、スズの枕元にあぐらをかきました。
「ほら、この子を横にねかせるぞ」
父親が赤ん坊を、スズによりそわせました。
「あらっ、おなかが、こんなに大きくなって」
父親が、うれしそうに微笑みます。
「トリゴさん、自分の赤ちゃんとこの子に、たくさん飲ませてくれたから」
スズが赤ん坊の頭に、そっと片手をそえます。
「ごめんなさいね。いっしょうけんめい、すってくれるのに、あなたのおなかを、いっぱいにできなくて。かならずお母さんのおっぱいを、のませてあげますからね」
5.お母さんのなみだ
スズがあおむけになり、ヒトがりょう手でスズの一方の乳房を、もんでいます。
「こうすると、お乳がでるから。いいかい、力をいれるわよ。すこしいたくても、がまんするの」
スズが顔をしかめ、目になみだをうかべます。
「お義母さん、今夜もあの子は、トリゴさんのもとで、すごすんですよね?」
ヒトがスズの顔に目をむけました。
「………」
「トリゴさんのお乳をたくさんすって、トリゴさんの愛情をいっぱい受けて、あの子はわたしのところへ、あそびにきてるみたいですね。それなのに、おなかをすかして大きな声で泣いて、またトリゴさんのもとへ、かえって……」
スズの目じりからながれたなみだを、ヒトがみつめます。
6.わたしがかならず
ヒトがりょう手を、もう一方の乳房へうつしました。
「いいかい、もうすこし、力をいれるからね、がまんするのよ」
ヒトが上半身をゆりうごかして、もみました。
「夜は、お乳をなんどもあげるの、たいへんだけど、それでもスズは、赤ん坊といっしょにいたいわよね」
スズがちいさくうなずき、ヒトがつづけていいます。
「わたしがかならず、スズの横で赤ん坊がねむるように、しますから」
ヒトがパッ、とりょう手をはなしました。
「ごめんなさい。つい、力がはいりすぎちゃったわ。力任せはダメ、気持ちをおちつかせなきゃ……」
7.ほほをへこませて
あぐらをかいたヒトが、仰むけになるスズと目をあわせます。
「今夜はかならず、赤ん坊をここで寝かせましょうね」
ヒトが片手を、スズの一方のちぶさにあてました。
「赤ん坊よりつよい力で、わたしが乳首をすいますから」
ヒトが顔を、乳房にちかづけます。
「いい、しっかりくわえるから、がまんするのよ」
乳首をくわえたヒトが、ほほをくりかえしへこませました。
「よし、50回。こんどは、こっちの乳房よ」
頭をいどうさせたヒトが、乳首をくわえました。
8.栄養がたくさん
ほほをへこませたヒトが、りょう目を大きくしました。
「んー、んーんん!」
乳首から口をはなし、口の下に手の平をあてます。
「でたわ。ではじめたわよ。ほら、みて」
スズがりょう肘をついて体をおこし、ヒトの手の平に視線をすえました。
「お乳なんですか、透明じゃないですか?」
「これには栄養が、たくさんはいってるの。わたしが飲んだら、バチがあたるわ。さぁ、赤ん坊をここへ」
ヒトが手の平を、ひとなめしました。
9.どうもこうもない
あぐらをかいたスズが、赤ん坊をだいています。
「マッサージや、わたしがすうの、いたかったでしょう。よくがまんしたわね?」
スズがヒトに笑顔をむけました。
「この子がこうして、飲んでくれるんですもの、どってことありません」
スズが幸せそうな目で、赤ん坊の顔をのぞきこみます。
「それより、マッサージはわかりますけど、お義母さんこそ、わたしの乳首をすってくれて、どうしてそこまで――」
ヒトが息を、ちいさくはきました。
「どうもこうも、ないわ。スズはうちの嫁でしょう。わたしもお義母さんにきびしく、そして大切にしてもらったわ」
10.まとめ
こんにちは、どふぁらずら。
はじめての授乳、義母のやさしさ。
授乳は、
親子の愛情がふかまる、いい時間ずら。
おっと!
こっちは、愛情がたすけるずら。
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