気持ちと考え・行動するパワーとその支え




- この(いろ)はいけい 👀()にやさしいからね -











〇〇したいって気持きもちが、行動こうどうさせる。

ほんとうに、それでいいのかな?

ってかんがえて、しっぱいしないようにきみをささえる。









本文は:物語風に5

<ふりがな> 小学年生


もくじ

1.タウパの前書

2.気持ちに勝つのは、たいへん

3.気持ちに負けるのは、かんたん

4.考えれば、気持ちにてる

5.気持ちは、行動させる

6.えが気持ちを、ささえるはず

7.えが、そのをささえる

8.まとめ








それじゃあ、物語(ものがたり)みたいに、いくよ














― そこは、子供こどもがすっぱだかであそぶのしげるしま







1.タウパの前書まえが


こんにちは、(しま)()む10(さい)のタウパです。

気持(きも)ちって、(こころ)(おも)うことで、

(かんが)えるって、(あたま)がすることなんでしょう。

学校(がっこう)へいきたくないって、(こころ)(おも)って、

いかないとおこられるって、(あたま)(かんが)える。

(かんが)えるって、いい()みたいだ。

ぼくは、

気持きものほうが、いいってばぁ。


















 2.気持きもちにつのは、たいへん

「ボアタ、おなかがなおるまで、おイモしか、()べちゃだめよ」

おばあちゃんに、いわれました。

タウパのいとこにあたるボアタは、16(さい)(おんな)()です。

地面(じめん)にヤシの()のマットをしき、そこでお(ひる)ごはんです。

みどり(いろ)をした()に、エイやタコのきり()がのっています。

あぐらをかいたボアタの(まえ)で、タウパが()べています。

タウパがかた()にエイを、もういっぽうの()にタコを、もっています。

(かお)(みぎ)にむけたり、(ひだり)にむけたりしてかじり、(くち)がとまりません。

ボアタがイモを、(すこ)しずつかじりながら、タウパを()ています。

≪あ~~~、()べたい、()べたい、わたしもエイやタコを、()べたい≫

(こころ)(なか)でいった、ボアタの気持(きも)ちです。

≪だけど、おばあちゃんにいわれたから――≫

ボアタの(かんが)えです。

(かんが)えが気持(きも)ちと、たたかっています。

タウパのふくらんだほほが、(うご)いています。

≪おいしそ~。あ~~も~ダメ≫

ボアタが両手(りょうて)で、自分(じぶん)のほっぺをたたきました。

≪がまん、がまん≫

(かんが)えが()ちました。

(かんが)えがおなかをなおす、ボアタをささえます。


















 3.気持きもちにけるのは、かんたん

おなかがいっぱいになったタウパが、ねむたくなります。

母屋(おもや)のゆかには、ヤシの()をあんだマットがしいてあります。

ゴロンと(よこ)になりました。

≪だけど、宿題(しゅくだい)をやらないと……≫

タウパの(あたま)(かんが)えます。

宿題(しゅくだい)(わす)れたら、校庭(こうてい)(はし)らされるんだ……≫

(はし)るたいへんさを(かんが)える(あたま)と、(よこ)になっていたい気持(きも)ち、どっちが()つでしょう。

タウパが、ねいきをたてはじめました。

気持(きも)ちの()ちです。

気持(きも)ちは、なまけるのがだいすきです。


















 4.かんがえれば、気持きもちにてる

()がくれる(まえ)に、(ゆう)ごはんを()べました。

タウパはおなかいっぱいで、(うご)きたくありません。

母屋(おもや)ゆかゴロン、と(よこ)になりました。

≪だけど、(くら)くなる(まえ)に、ブタにお(みず)をあげないと……≫

タウパが(かんが)えます。

≪かったるいなぁ、やりたくない≫

タウパの気持(きも)ちです。

なまけたい気持(きも)ちは、とっても(つよ)いです。

≪だけど、ブタだってのどがかわく≫

タウパの(かんが)えです。

タウパは自分(じぶん)が、のどがかわいたときのことを、(かんが)えました。

≪も~、ブタがかわいそうだってばぁ≫

なまけたいタウパが、()きあがりました。

のどがかわいたブタの、つらさを(かんが)えたからです。

(かんが)えて、気持(きも)ちに()ちました。


















 5.気持きもちは、ひと行動こうどうさせる

そこは(あお)(いろ)をした、しずかな(うみ)です。

タウパと(とも)だちのクイプが、カヌーをこいでいます。

大人(おとな)なら、ひとりしか()れない、()でつくった(ちい)さなカヌーです。

ふたりはパドルをつかって海水(かいすい)をおしおきでました。

クイプがカヌーの(よこ)から、(うみ)(うえ)(かお)をだします。

「ここだと、(かい)ていのサンゴが()えてる。もっと(おき)へいかないと」

タウパが()(おお)きくします。

「そんなに(ふか)くまで、もぐれないよ」

「ぼくは、イルカになりたいんだ」

クイプの気持(きも)ちです。

イルカになりたい気持(きも)ちが、クイプを行動(こうどう)させ、(うみ)にきました。

「だけど、そんなに(ふか)くいったら、あぶないってばぁ」

「イルカみたいに(うみ)(なか)を、ずっと(およ)いでいたいんだ」

クイプの気持(きも)ちです。

「だいじょうぶだよ、タウパ。(いき)がくるしくなったら、イルカになれなかったってことだから、もぐるのやめるから」

クイプの(かんが)えです。


















 6.かんがえが気持きもちを、ささえるはず

クイプが(あたま)(した)にして、(うみ)のそこへむかって(およ)いでいきます。

カエルのように(うご)くクイプの(あし)を、タウパが()いかけて(およ)いでいます。

≪クイプ、そんなに(ふか)くいったら、海面(かいめん)にもどれなくなる≫

クイプが、どんどん(した)へおりていきます。

≪イルカになるんだ。なって(うみ)(なか)を、自由(じゆう)(およ)ぐんだ≫

クイプの気持(きも)ちです。

気持きもちがクイプの、もぐっていくちからになります。

≪ダメだ、もう(いき)がくるしい。クイプ、ぜったいにもどってね≫

タウパが(うえ)へむかって、(およ)ぎだしました。

≪クイプは、人間(にんげん)だからぜったいに、(いき)がくるしくなる。そうしたら、クイプが(かんが)えたとおり、イルカになるのをやめて、水面(すいめん)にもどってくる≫

タウパが、クイプの(かんが)えをしんじます。


















 7.かんがえが、そのひとをささえる

タウパが()ちあがり、カヌーがゆれました。

「クイプ、どこ、クイプ」

タウパがおでこに両手(りょうて)をあて、(うみ)()ています。

「ねぇ、()こえたら返事(へんじ)をして」

(おお)きな(こえ)が、(ひろ)(うみ)()えていきます。

≪クイプの気持(きも)ちが、(かんが)えより(つよ)かったら、どうしよう≫

タウパが心配(しんぱい)になりました。

「あっ!」

タウパがうでをあげて、(おお)きくふります。

「も~、(かえ)ったんなら、(こえ)をだしてくれればいいのに」

クイプの(かんが)えが()ちました。

「もどってくるって、いったじゃないか」

クイプの(かんが)えが、クイプをささえました。








 8.まとめ







やぁ、どふぁらずら。

どうずら、気持(きも)ちと(かんが)え。

気持(きも)ちは、

行動(こうどう)するパワーになる。

(かんが)えは、

その行動(こうどう)や、行動(こうどう)する(ひと)を、

ささえるずら。




おっと!

行動こうどうさせる、こんなのもあるずら。

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