身体障がい者:足のない子が小学校へ通う




*目にやさしい背景色を使用*











あしのないに、小学校しょうがっこうのみんなは、どうするんだろう?







本文は:物語風に4分

<ふりがな> 小学3年生~ 


もくじ

1.タウパの前書き <小さいころからいっしょにあそぶ>

2.自分ですすめる・みんなが車いす

3.足のない子とある子が、いっしょにプレーできるルール

4.みんなといっしょにプレー・たたかう

5.思い切って手かげんなし

6.まとめ








それでは物語風(ものがたりふう)におくります














そこは、子供こどもたちがはだかであそぶのしげるしま







1.タウパの前書まえがき ちいさいころからいっしょにあそぶ>


こんにちは、(しま)()10(さい)のタウパです。

タンは、9(さい)(おとこ)()

両方(りょうほう)(あし)がないけど、小学校(しょうがっこう)入学(にゅうがく)したときから

自分(じぶん)登校(とうこう)してる。

だって、

その(まえ)から、みんなとあそんでたんだってばぁ。

 

















2.自分(じぶん)ですすめる・みんなが(くるま)いす

ヤシの()のあいだを、(つち)(みち)がつづいていました。

子供(こども)たちはみんな、茶色(ちゃいろ)(たん)パンをはいて、小学校(しょうがっこう)(かよ)います。

タンは、(たん)パンから両方(りょうほう)(ふと)ももが、10センチぐらいでていました。

両手(りょうて)(まえ)について、(からだ)をいどうさせて、(すす)みます。

「ほら、オレのせなかに()れ」

上級生(じょうきゅうせい)(おとこ)()が、タンの(まえ)にしゃがみました。

(はこ)んでくれるのは、ちょっとだけでいいから」

(おとこ)()()ちあがって、(ある)きだしました。

「ちょっと(やす)んだら、また自分(じぶん)(ある)くから」

タンが、せなかからおりました。

両手(りょうて)をついて、自分(じぶん)(すす)みました。

(よこ)上級生(じょうきゅうせい)(おんな)()が、(とお)すぎます。

「タン、せなかに()?」

「さっき、おりたばっかりだから」

「わかった、じゃあ(さき)にいくね」

ほかの()においこされますが、タンはそんなにおそくありません。

「タン、()

(りょう)がわに、上級生(じょうきゅうせい)(おんな)()が、ならびました。

それぞれ、タンの()をとり、タンをもちあげて(ある)きます。

「ねぇ、タン。今日(きょう)のスポーツのじゅ(ぎょう)、しあいだけど、タンもでるんでしょう?」

「うん、もちろんやるよ」

タンがうかびながら、元気(げんき)よく(こた)えました。


















 3.あしのないとあるが、いっしょにプレーできるルール

タンをせおう(おとこ)()と、もうひとりの(おとこ)()が、ならんで(ある)いています。

「タンがしあいで、()をキープすると、うばえないからな」

「でもぼくが、()(とお)くにはなしたら、キープじゃなくなる。それにぼくは、はやく(うご)けないし」

「そんなことない。そりゃあ、(あし)のある()よりは、おそいけど、タンの(うご)きははやい」

「そうかなぁ?」

(うご)きだけじゃない。タンはパスを()でだせるから、オレたちが(あし)でけるよりも、(せい)かく味方(みかた)にわたる」

「それに、両手(りょうて)をついて(ある)くタンのうでは、きたえられてるから、()よく

「オレたちは(あし)でけるだろう。そんなに(つよ)くけったら、()がかたくて、(あし)がいたいから、(つよ)いシュートだけじゃなくて、はやいパスだってできない」

「だからみんなが、(とお)くへけれなくて、ぼくもみんなといっしょに、()がおえる」

タンが3年生(ねんせい)になるときです。

いっしょにプレーできるルールを、上級生(じょうきゅうせい)がつくりました。

「ぼく、ロングシュートだってできるよ。でも、ぼくがシュートをしたら、いけないルールになってる」

「あたりまえだろ。そうじゃなかったら、いつも、タンのいるチームが、()つことになる。そうなったら、公平こうへいじゃないか


















 みんなといっしょにプレー・たたかう

スポーツのじゅ(ぎょう)が、はじまっています。

(くろ)(つち)のグランドを子供(こども)たちが、(はし)っています。

ころがる茶色(ちゃいろ)いヤシの()を、おいかけていました。

年生(ねんせい)から6年生(ねんせい)まで、いっしょにプレーしています。

タンは、一方(いっぽう)のチームのメンバーです。

みんなといっしょに、()をおっています。

サッカーににていますが、ゴールのわくはありません。

年生(ねんせい)が、()をキープしました。

()をけって(すす)みます。

5、6年生(ねんせい)はちかよらず、やさしい(ひょう)じょうをして(はし)ります。

相手(あいて)チームの3年生(ねんせい)が、ムキになって()をうばおうとします。

年生(ねんせい)もくわわりますが、3年生(ねんせい)にすこし()かげんをしているようです。


















 おもってかげんなし

年生(ねんせい)や6年生(ねんせい)が、()をキープすると、はげしいたたかいになります。

()をキープして(はし)る5年生(ねんせい)に、6年生(ねんせい)がこうげきしました。

年生ねんせい)が、くるまぎれにをけりました。

それが、タンの(まえ)にきます。

タンが両手(りょうて)(まえ)につき、(からだ)をいどうさせて、()をおします。

まわりの子供(こども)たちが、ほんのすこしです。

ふわっ、とタンから(とお)ざかりました。

タウパが、タンの(まえ)()ちました。

「どうだ。ぼくをかわしてみろってばぁ」

「よし、みてろ! かわしたらゴールまで、一直線(いっちょくせん)にいくからな」

タンが(すす)むほうこうをかえようと、かた(ほう)()(さき)につきます。

ころびました。

タウパが()をうばい、子供(こども)たちは、しあいをつづけます。

タンが両手(りょうて)をついて、おきあがりました。

子供(こども)たちを太陽(たいよう)が、つつむようにてらしています。 








 6.まとめ







やぁ、どふぁらずら

タンが、

みんながかよう小学校しょうがっこうクラスに、転校(てんこう)してきたら!

みんな、ビックリするずら。

んだが、

(しま)では、みんないっしょずら。




おっと!

苦手(にがて)らいってないら。








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