あたりまえだよね、いつもこんなふうにしてるよね。
本文は:物語風に3分
<ふりがな> 小学3年生~
1.タウパの前書き <みんなであそぶことから育つ>
2.協調性は、目標にむかって協力しあうこと
3.協調性は、自分で判断することからはじまる
4.ようすをみて判断
5.協力しあって目標を達成
6.まとめ
それじゃあ、物語みたいに、いくよ
1.タウパの前書き <みんなであそぶことから育つ>
こんにちは、島に住む10才のタウパです。
ぼくの小学校の友だちが、すなはまであそんでる。
みんなであそぶことから、
協調性って育つみたいだってばぁ。
2.協調性は目標にむかって協力しあうこと
海はおだやかで、波がありません。
6人の小学生が、すな山をつくっています。
両手をブルドーザーのようにして、すなをおしあげました。
両手ですくったすなを、山のてっぺんからかける子がいます。
ひとりの男の子が、言いました。
「よし、この山を、すごく高くしよう」
「しよう、しよう!」
子供たちの声がそろい、目標が決まります。
3.協調性は、自分で判断することからはじまる
6人が、いっしょうけんめいに、すなをはこびます。
ですが、すながサラサラしているので流れ落ち、なかなか山が高くなりません。
ひとりの男の子が考えます。
≪すなを、水でかためれば、高くできる。だけど、手が大きくて、すなをたくさんはこべるぼくは、この作業をつづけたほうがいい。だから、水はだれかにたのもう≫
そう判断した男の子が、口にします。
「すなを、水でかためれば、山を高くできると思う。だから、だれか水をもってきて」
べつの男の子が考えます。
≪ぼくは、すなをはこぶのが楽しい。だけど、山を高くするんだ。それには、水がひつようになる。よし、ぼくがやろう≫
自分で判断し、発します。
「わかった、ぼくが水をはこぶよ」
「わたしも、はこぶわ」
そう言った女の子も、すなをはこぶ作業が楽しいのですが、山を高くしたいので、水をはこぶことにしました。
4.ようすをみて判断
水をはこぶふたりが、落ちているヤシの実のからをひろい、すなはまをおります。
からをうつわのかわりにして、海の水をすくいました。
もどって、すなの山に水をかけます。
「どお、すなの感じ?」
「うん、いい感じにかたくなる」
べつの男の子が考えます。
≪ほんとだ。水が役にたつ。山を高くするにはもうひとり、水をはこんだほうがいい≫
そう判断し、実行します。
「ぼくも、水をはこぶから」
そう言って立ちあがった男の子は、ヤシの実のからを手にしました。
5.協力しあって目標を達成
3人が、水の入ったうつわをもって、海とすな山をいったりきたり。
≪こんどは水を、山のてっぺんから、かけたほうがいいわ≫
≪この水は、山のこっちがわのすなを、かためるようにして≫
3人が両手をつかって、すなをせっせと動かします。
≪このすなは、山のとちゅうにおいて、そこを大きくしたほうがいいわ≫
≪よし、山のふもとをもっと広げよう≫
それぞれがそのつど、目標にむかって、自分で判断しています。
「よし、これで、どうだ!」
声をそろえた子供たちが、山のまわりに立ちます。
「高いし、でっかい!」
みんな両手をあげて、とびあがりました。
6.まとめ
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