友達って悪くない・思いだしてみませんか




*目にやさしい背景色を使用*











もしも人で、イヤな思いをしたら、ひとりがいいかもしれない。

だけど、そろそろ……








< 本文は:物語風に4分 >


目次

1.タウパの前書き

2.いっしょに努力し、感動や恐怖をわかちあう

3.いっしょにいてもらって、悲しみ半減

4.悩みを聞いてもらって、心がかるく

5.辛い気持ち、友達に聞いてもらえたら、どんなにいいか

6.イヤな奴だっている

7.まとめ








それでは、物語風におくります














― そこは、さんご礁にかこまれたのしげる島 ―







 1.タウパの前書き


こんにちは、島に住む10才のタウパです。

ぼくには、友達、たくさんいます。

その友達にも、友達がたくさんいるんだってばぁ。

ぼくのいろんな友達を、紹介します。


















 2.いっしょに努力し、感動や恐怖をわかちあう

「みてみてタウパ、ヤシの木がいっぱい、下にみえるよ!」

「ここはてっぺんだから。島で一番高いヤシの木の、てっぺんだってばぁ」

一番は島に何本かあり、まわりの木にくらべ、倍ぐらい高く成長しています。

タウパとウングは長い幹を、いっしょうけんめいにのぼりました

「すごいね、タウパ、ぼく、こんなに遠くまで、島がみえるなんて思ってなかった」

「ヤシの葉っぱの、海みたい。風でゆれてるってばぁ」

ふたりは、中心から真上にのびる、若いヤシの葉の芯にだきついています。

「ねぇ、タウパ、浜に立ったときより、ずっと遠くまで海がみえる」

「すっげぇなあ、でかっ」

いっしょに努力して得た感動を、友達同士わかちあいます。

ギギギギギィ。

幹がきしむ音がたちました。

「怖っ!」

ふたりは顔をみあわせ、怖さを共感しました。


















 3.いっしょにいてもらって、悲しみ半減

葉をふいた屋根の軒先です。

そこに屋根が、影を落としていました。

「モキ、モキ、目をあけて、おねがいだよ」

クイプが地面に座って、茶色い犬をだきしめています。

「モキ、死なないで、死んじゃイヤだ」

クイプが、涙を流しました。

タウパが、クイプの横にしゃがみます。

「ぼくも仲良しだった犬が死んだとき、辛くて泣いちゃった」

タウパが、クイプの気持ちに、よりそいました。

クイプは、悲しい気持ちをわかってもらい、心が少し楽になりました。

タウパがクイプの肩に、片手をおきました。

「ねぇ、ほら、みて、ズズも悲しそう」

モキといっしょに飼っている黒い犬が、すぐ前に座っています。

そのズズへ、クイプが顔をむけました。

「そっか、ズズもモキが死んで辛いんだね」

ズズの首にタウパが腕をまわし、引きよせました。

「だいじょうぶだよ、クイプ。これからは、ズズがモキの分まで、クイプと仲良くしてくれるから」

タウパが、クイプをなぐさめます。

「死んだモキだって、モキの好きなクイプが、いつまでも泣いてたら、悲しむよ」

タウパは、自分が辛いときに言われた言葉を、覚えていました。

友達は悲しみを、わかちあってくれます。


















 4.悩みを聞いてもらって、心がかるく

メナリにたのまれたタウパは、浜にうつるヤシの葉の影に、腰をおろしました。

メナリは、女の子らしい優しい目を、海へむけます。

ずっと沖まで、目が覚めるような、明るい青をしていました。

「どうしよう、タウパ。こんなこと、だれにも言えない」

メナリが、膝を抱える腕に、力を入れました。

「わたし、タンのことが、好きなの」

タウパが、目を大きくしました。

目を海へむけたまま、メナリがつづけます。

「学校ではもちろん家でも、タンのことばっかり、考えちゃう。考えてると、胸が苦しくなる」

メナリが、うつむきました。

「でも、タンは、タンは――」

言葉が、つまります。

「タンは、足がないでしょう。だから、だから、タンが、お父さんになったら、子供の面倒を、面倒をみれるかな? 女の子なら抱えて、おしっこをさせたり、子供があるけるようになって、海に入りそうになったら、つかまえたり」

だんだん、小さくなったメナリの声は、最後は消えそうでした。

タウパが片手を、強くにぎりました。

「きっとタンなら、なんでもやるよ。だれよりも強い、お父さんになると思う」

メナリがタウパに顔をむけ、その前髪を風がゆらします。

メナリはタウパに元気づけられ、気持ちが楽になりました。

  🌠 タンのページは、こちら >


















 5.辛い気持ち、友達に聞いてもらえたら、どんなにいいか

道は集落を、海側とヤシ林側に二分するように通り、両側にパンの木が立っています。

枝葉が、緑のトンネルをつくっていました。

膝を抱えて座るクロクの足先で、木漏れ日がゆれています。

「わたし、明日から学校へいくの、やめようと思うの」

タウパがあわてたように、クロクに顔をむけました。

「タウパだから、こうして話せるけど、学校でみんなといると、わたし、すごく緊張してるし、なんだか怖い、ずっとそうだった」

クロクの声が、ふるえています。

「わたしがなんか言って、きらわれたら。だれかが、イヤな思いをしたらって、不安になってわたし、みんなの話を、聞いてばかりでしょう。だから、わたしのこと、へんな奴だって。それを今日、聞いちゃったの」

クロクの声を聞こうと、タウパがクロクへ耳を近づけます。

「今までも不安になると、気持ち悪くなったり、目がまわったり、それはしょっちゅうだったけど。それが、今回はひどくて、もう学校にいけない」

タウパが、心配そうな目をします。

「お父さんやお母さんに言った?」

クロクが、小さくうなずきました。

「ふたりともわたしのこと、おとなしい子だって思ってるから。わたしが、優しいからそうなるんだって。学校へいくように、って」

クロクが、タウパにむきました。

「わたし、どうすればいい」

タウパは、答えようがありません。

ですがクロクは聞いてもらっただけで、気持ちが少し楽になりました。


















 6.イヤな奴だっている

ヤシの木のあいだをつづく、小学校からの帰り道でした。

茶色い短パン姿で、子供たちが集落へむかいます。

タウパの両側を男友達があるき、タウパを飛びこして、男の子たちが話しました。

「明日の絵の授業、ジンはなにを描くつもり?」

「そういうグモモは?」

「おれは大好物のシャコだな。あれは、うまい。あれが、うまくないと、思う奴はいない。そういえば、ジンの家には、シャコを獲れる人、いないんだっけ」

ジンがタウパの前をとおり、グモモにむいて立ちました。

「おまえ、わざと言ったな!」

グモモの口がゆがみ、顔がにやけます。

ジンが両手で、グモモを突き飛ばしました。

いい友達じゃなかったり、質の悪い相手だったりすると、イヤなことや無神経なことを言われ、心が傷つきます。








 7.まとめ







こんにちは、どふぁらずら。

イヤな奴は、ごめんずら。

んだが、

友達って、いいずら。




おっと!

友達をつくるには!

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