自分らしさ、がある。
そんな人って何気に、すてきですよね!
< 本文は:物語風に2分 >
目次
1.タウパの前書き <自信をもって簡単に自分らしく・それ以上の自分らしさなら>
2.大好きなことを、一生懸命にやって
3.目標にむかって、まっしぐらでも
4.まとめ <簡単じゃない>
それでは、物語のように、どうぞ
1.タウパの前書き <自信をもって簡単に自分らしく・それ以上の自分らしさなら>
こんにちは、島に住む10才のタウパです。
ぼくは海のものだと、
シャコ貝の赤ちゃんを、生で食べるのが好き。
やわらかくて、潮が引いたときの、リーフのにおいが、強くするから。
友だちもみんな、シャコ貝が好きなんだってばぁ。
だから、特別じゃないけど、それも、ぼくの自分らしさ。
だってぼくは、ぼくなんだって、
自信をもてば、いいんだってばぁ。
それ以上に、自分らしさを求めるなら。
2.大好きなことを、一生懸命にやって
家の建つ敷地を、ヤシの木がかこんでいます。
その一角に、林からはこんだやわらかい土を石でかこんだ、花壇をつくりました。
タウパの友達のチコが、黄色と濃いピンク色をした花を、育てています。
小学校から帰ると、花に水をあげました。
敷地の中ですが、井戸は花壇からはなれていて、チコはヤシの実の殻にくんだ水を、両手でもってはこびました。
花のあいだを歩いて水をこぼしますが、水はすぐにやわらかい土にしみるので、何度も井戸と花壇を往復します。
「今日もたくさん咲いたね。明日は、もっとたくさん、咲こうね。たくさんお水をあげるから、きれいに、きれいに、きれいになあれ」
チコは花に、話しかけながら歩きます。
チコの友だちが、海や林で遊んでいます。
チコも小学校が休みの日には、花に水をあげた後、みんなと遊びました。
ですが、どんなに遊びが楽しくても、途中で切りあげ、花に水をあげに家へもどりました。
学校のある日は、朝と午後の2回水をあげます。
午後は、できるだけたくさん水をあげます。
ですが、お休みの日の、3回あげた次の日のほうが、たくさん花が咲きました。
チコは毎日、花に話しかけます。
3.目標にむかって、まっしぐらでも
タウパの1学年上のラボの祖父は、島長です。
島長として船にのり、主島でおこなわれる会議に出席します。
帰ってきた祖父からラボは、主島について話を聞きました。
床一面に、敷かれたヤシの葉をあんだマットに、ラボは祖父とむかいあうように、あぐらをかきます。
ふたりのあいだにおかれた、ヤシの実の殻のうつわに灯る炎が、小さくゆれながら、祖父とラボの褐色の肌を、照らします。
ラボはこの島にはない、高校が主島にあることをしりました。
「高校に、ぼくも入れる?」
「だったら、たくさん勉強すれば、高校の先生になれる?」
「それじゃあ先生になったら、主島に住める?」
祖父から答えを聞いたラボは、たくさんのことをしりました。
灯りが消えました。
葉をあんだ寝具のマットを敷き、すっぱだかであおむけになったラボは、全身に外からふいてくる風を感じます。
≪主島には、夜も勉強ができる、電気っていうのがある。貸してくれる本がたくさんならぶ、家もあるらしい。ぼくは高校の先生になる≫
朝、学校へいく前と、学校から帰って暗くなる前に、ラボは毎日勉強をしました。
小学校は、教室とおなじように、職員室にも壁がありません。
葉をふいた屋根の下に、おかれた机の上から、本を借りて読みました。
貸しだし用の本は、20冊ほどです。
ひと通り読み終えたラボは、おなじ本をもう一度読みます。
小学校がお休みの日には、友だちと思いっきり遊び、遊ぶ前と遊んだ後に、勉強をしました。
4.まとめ <簡単じゃない>
こんにちは、どふぁらずら。
自分は自分。
と、自信をもてばそれで十分、自分らしいずら。
〝それ以上〟なら!
大好きなことや、目標をもつ。
そう簡単じゃない。
んだがもてば、
それ以上に、自分らしくなるずら。
✨どふぁらのページの紹介 ↓ ↓