本文は:物語風に5分
<ふりがな> 小学3年生~
1.タウパの前書き <木登りの注意点・どんな木もおなじ>
2.パンの木ってこんな木
3.先を考える・足の交かんはきけん
4.木からむねをはなさない・ななめの木は、木にむねをつけて
5.つかむえだの強さをたしかめる・しっかり力を入れる
6.だいじなポイント・4つが安定したら次
7.とってもおれやすい・万一にそなえお父さんが下で待き
8.まとめ <木がいきているのを感じる>
1.タウパの前書き <木登りの注意点・どんな木もおなじ>
こんにちは、島に住む10才のタウパです。
木登りは、おもしろいんだってばぁ。
ぼくたちは、いつもやってるから自然にできる。
だけど、
ときどき木登りするなら、注意したほうがいい。
パンの木に登りながら、つたえるね。
どんな木も、注意することは、いっしょだから。
2.パンの木ってこんな木
タウパが、パンの木のほうへ歩きます。
タウパのお父さんが、立っています。
プロレスラーのように、大きな体をしていました。
こしに、茶色いぬのをまいたすがたです。
「タウパ、このみきは太いなぁ」
お父さんの横に、すっぱだかのタウパが立ちました。
「ほんとに太いね! 3人のおとなが、両うでを広げれば、みきをつつめるんじゃないかな」
タウパが頭を、後ろにたおしました。
「上を歩くのに、じゅうぶんに太い木が、横に広がって、指をひらいた手の平を、でっかくしたような緑の葉っぱが、いっぱいついてる」
3.先を考える・足の交かんはきけん
「よし、タウパ、もちあげるぞ」
お父さんが、タウパの後ろから、両手をわきの下へ入れました。
タウパが、うきあがります。
みきが2つにわかれ、みぞができていました。
「いいよ、足をかけたから」
タウパがみぞに、かた足で立ちました。
上へあがろうとします。
「あれっ?!」
進めません。
お父さんが、うでを組みました。
「タウパ、足は、先を考えてどっちにするか、決めるんだ」
タウパのいっぽうの足に、体重がかかっています。
その足を上へ、はこぶひつようがありました。
「こんなの足を、取りかえれば、平気だってばぁ」
足を入れかえるには、体をうかせる、ひつようがあります。
きけんです。
先を考えて、足をえらびましょう。
4. 木からむねをはなさない・ななめの木は、木にむねをつけて
木がななめになっています。
ななめになった、平きん台のようです。
タウパが、両手を木にあて、おしりをつきだして、登りました。
お父さんが一歩、前にでます。
「タウパ、木から体がはなれてて、あぶない。むねを木に、近づけるんだ」
「そんなんじゃ、はやく登れないってばぁ」
お父さんが、強く言います。
「木を、だいてあがるんだ」
「わかった」
タウパが、木にだきつき、少しずつ登ります。
ななめになった木を登るときは、気をつけます。
むねと木がはなれると、きけんです。
5.つかむえだの強さをたしかめる・しっかり力を入れる
タウパが木に、立ちました。
上のえだを、手でつかんでいます。
「心配ないよ。ぼくはえだの強さが、わかるから。手をかけたら、その手に力を入れて、えだの反のうをたしかめる」
タウパのかた手が、つぎのえだへうつりました。
「だけど、ぼくの感覚は、ぜったいじゃない。まちがえてえだが、おれることがある。だからたしかめるときは、こうやって強く、うでに力を入れる」
たしかめるときには、しっかり力を入れましょう。
タウパが、足を進めました。
「木をふむ足のうらが、安心を感じてる」
そういった感覚は、いろいろなけいけんから身につきます。
6.だいじなポイント・4つが安定したら次
木が横へのび、高いところにある、平きん台のようです。
横にのびる木を歩くのは、とってもきけんです。
お父さんが、タウパの下に立っています。
「タウパ、つかむえだと足元を、しっかりたしかめるんだ」
「やってるよ」
タウパの両手が、えだをつかんでいます。
「それに、両手と両足の4つが、安定する。そうしたら、どれか1つを、つぎへ動かすんでしょう」
4つが安定したら、どれか1つ。
木登りの大事な、ポイントです。
7. とってもおれやすい・万一にそなえお父さんが、下でたいき
「もしも、落ちたって、お父さんがいるってばぁ」
お父さんが下で、万が一にそなえています。
パンの木は、とってもおれやすいです。
島では、キャッチしてもらえる子どもが、登ります。
お父さんが、かたうでをあげて指をさしました。
「頭の上の、葉のむこうだ。実がなってるぞ」
「ほんとだ。あっ、あそこにも。あっ、あっちにもある」
実は、ソフトボールが2つ、つながったような、形をしています。
みどり色ですが、中は黄色です。
火をとおすと、やわらかくておいしい実です。
島では、主食として食べます。
8.まとめ <木がいきているのを感じる>
やぁ、どふぁらずら。
パンの実をとる。
島では、子どもの仕事みたいなものずら。
みんなの国にも、いろんな木がある。
登れば、
高いところの木の皮、あたらしいい葉、でてきた木のめ、
近くでみたり、ふれたりして、
木がいきてるのを感じる。
なにより木登りは、たのしいずら。
おっと!
こきゅうする木のページがあるずら。
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