配慮のできる小学生・気が利く子に

 


*目にやさしい背景色を使用*











配慮(はいりょ)

むずかしい言葉ことばだけど、するのはかんたん。








本文は:物語風に4分

<ふりがな> 小学3年生~


もくじ

1.タウパの前書き<いい目や耳をしてる>

2.はだで感じて気づきます

3.音とはだで気づきます

4.物を見て気づきます

 4-1.よくなるように行動します

5.人を見て気づきました

5-1.よくなるように行動します

6.ブタにとっては、いいことですが・はいりょのしすぎ

7.まとめ <行動しないで、言うだけでもいい>








それでは、物語風ものがたりふうにおくります















― そこは、いぬがそとで自由じゆうにあそぶのしげるしま








1.タウパの前書まえがき<いいみみをしてる>


こんにちは、(しま)()む10(さい)のタウパです。

どふぁら(にい)ちゃんから()いたけど、そんなむずかしい言葉(ことば)(しま)にはない。

()()がつけば、いい()をしてるって()って、

(おと)()づけば、いい(みみ)をしてるって。

(しま)では、()うんだってばぁ。


















 2.はだでかんじてづきます

ヤシの()をあんだマットです。

ゆかに、じゅうたんのように、しいてありました。

そこにタウパと、1(さい)になる(おんな)()がねむっています。

ふたりともすっぱだかです。

(いえ)にかべがないので、(かぜ)がふいています。

タウパが(うみ)のほうへ、せなかをむけるように、ねがえりました。

両手(りょうて)を、(あし)のあいだに()れます。

(さむ)そうです。

すると、一方(いっぽう)のうでをうしろへのばし、そこにあるぬのをつかみました。

おとながこしにまくぬのです。

それをとなりにねむっている()の、(からだ)にかけました。

タウパはやさしいです。

()づいてする、はいりょです。


















 3.おととはだでづきます

どふぁらが、(しま)にきてすぐの(よる)です。

(しま)(いえ)には、かべがありません。

どふぁらのお(とう)さんにあたる、ロボイアが母屋(おもや)でねむっていました。

(たか)いところにしげるヤシの()を、(かぜ)(つよ)くゆらした(おと)()きます。

はだが、それまでよりつめたい空気(くうき)を、(かん)じました。

()きあがったロボイアが、そとへ()ます。

はなれへ(ある)き、ヤシの()をあんだ、すだれをおろします。

そのとたんに、(つよ)(かぜ)(あめ)がふきつけました。

それをすだれが、ふせぎます。

はなれには、どふぁらがねむっていました。

(あめ)()づかず、ねいきをたてています。

ロボイアが、はいりょをしました。


















 4.ものづきます

(くさ)むらにヤシの()が、かさねてあります。

そこに、(さかな)()()が、たくさんのっています。

ハンバーグステーキのような(おお)きさをして、(あか)っぽい(いろ)です。

しおがぬってあります。

太陽(たいよう)があたって、()から水分(すいぶん)がぬけます。

そうすると、なん(にち)たっても()べられる、おいしい(さかな)()になります。

ビビが、(さかな)()にむいて()ちました。

ビビは小学校(しょうがっこう)(はい)ったばかりの(おんな)()です。

()かげになっちゃった≫

太陽(たいよう)(うご)いて、(さかな)ひかりあたらなくなりました。
















 4-1.よくなるように行動こうどうします

()(さき)でひらくヤシの()ひかりさえぎっていました。

ビビが、(くさ)むらにしゃがみます。

(さかな)ののっているヤシの()を、両手(りょうて)でつかみました。

そっとひっぱります。

ひっぱる場所(ばしょ)をかえ、()をすこしずつ(うご)かしました。

(さかな)()()()かげから、そとへ()ました。

太陽(たいよう)が、あたります。

おいしい(さかな)ができるように、ビビがはいりょしました。


















 5.ひとづきました

小学(しょうがく)年生(ねんせい)のふくらはぎぐらいの、(ふと)さのえだです。

一方(いっぽう)(つち)にうまってならんで()ち、さくになっています。

(なか)にはブタがいました。

どふぁらがさくの、しゅうりをしています。

両手(りょうて)でえだをおさえました。

≪こまったずら。()がたりないずら≫

どふぁらが(かお)を、(みぎ)(ひだり)(うご)かしました。

()をはなしたら、ブタがにげるずら≫

どふぁらが、キョロキョロしています。

 そのうしろすがたに、タウパが()づきました。
















5-1.よくなるように行動します

タウパが、(いえ)(なか)からのきをくぐってそとへ()ます。

「ううううう」

こまったどふぁらが、うなりました。

「そんな(おお)きな(こえ)()さなくても、()ればてつだってほしいのが、わかるってばぁ」

タウパがどふぁらの(よこ)()ちました。

おさえてほしいところに()づき、両手(りょうて)でつかみます。

≪いいはいりょずら≫


















 6.ブタにとっては、いいことですが・はいりょのしすぎ

タウパが、うしろへよろけます。

「うわっ!」

えだをいきおいよくおして、ブタが(はし)りだしました。

「よし、にがすもんか」

タウパがブタに()()り、せなかにまたがります。

「うううううっ」

「ブタの(みみ)をつかめって、そんなことしたら、かわいそうだよ」

ひっぱったらいたいのに()づきました。

≪そこは、はいりょするところじゃないずら。しすぎずら、ほらっ――≫

「いたっ!」

タウパが()ちました。

はねるように()ちあがって、おしりをなでながら(ある)きます。








 7.まとめ 行動こうどうしないで、うだけでもいい







やぁ、どふぁらずら。

()づいて、よくなるように、やるんじゃなく、()うのもいい。

うだけでも、はいりょずら。

はいりょができる子供(こども)は、いっぱいいるずら。

()づかないうちに、やってたりする。

それが、いいずら。




おっと!

こっちは、はいりょとにてる、(たす)けあいずら。

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