そうだよね、安心して修学旅行へ、だよね。
本文は:物語風に4分
<ふりがな> 小学5年生~
もくじ
1.タウパの前書き
2.体が大きくなって、くささばいぞう
3.日中は、なんでもいっしょうけんめいに
4.暗くなってきたら、あまり飲まない・のどがかわく物は、少なく
5.ねる前に、おしっこをする
6.まとめ
それじゃあ、物語みたいに、いくよ
1.タウパの前書き
こんにちは、島に住む10才のタウパです。
これを読んでる、お兄ちゃんやお姉ちゃんは、
真けんに、なおそうと思ってるよね。
ちょっとだけ、まじめにやれば、
きっと、なおるってばぁ
島にもいるよ、6年生の女の子のルーロン。
2.体が大きくなって、くささばいぞう
母屋で、家族といっしょにねむっていました。
屋根をささえる柱が、立っているだけで、かべがありません。
海からふいてきた風が、家の中をとおっていきます。
「おい、またかよ。ねてられねぇ。ルーロン、ねしょうべん、しただろう」
15才の兄のズーズです。
ズーズが、ルーロンの横に立ちました。
「おまえ、よくねてられるな」
ズーズが鼻をつまみます。
「起きてるときより、ねてるときのほうが、おしっこのできる量が少なくなる。その分、おしっこがこくなって、においが強くなるんだ」
ルーロンが起きあがり、手で目をこすります。
ズーズが鼻を、ルーロンの体に、ちかづけました。
「おまえ、しょんべんくせえぞ。くせぇ、くせぇ。おしっこまみれで、ねてたから、体にしみついてる」
ルーロンが、うでを鼻にちかづけました。
≪ほんとだ。これじゃあ、小学校にいけない≫
3.日中は、なんでもいっしょうけんめいに
海で体をあらったルーロンは、小学校へいきました。
授業中は、先生の話をしっかり聞いて、必死に勉強します。
やすみ時間は、校庭にでて友達とやっきになってあそびました。
ルーロンが家に帰りました。
「よし、それじゃあ、海でも林でもいいから、あそんでこい、おもいっきりだぞ」
ズーズに言われ、ルーロンは友達を追いかけて、草むらを走りました。
浅い海を、水しぶきをあげて、しっ走します。
家に帰ると、ズーズが言いました。
「どうだ、つかれたか。よくねむったほうが、ねてるあいだにできる、おしっこの量がへるんだ」
ルーロンがいっぽうのかたを、ズーズにちかづけました。
「ねぇ、わたし、ほんとうにもう、くさくない?」
ズーズが顔を、そむけます。
「友達がにげてたのは、おまえがくさいからだろう」
ルーロンの顔が、青ざめます。
4.暗くなってきたら、あまり飲まない・のどがかわく物は、少なく
青かった空に夕やけ色が、うすく広がりました。
電気のない島の夕食は、はやいです。
母屋の軒先に、葉をあんだマットをしいて、食たくにします。
ズーズとむかいあうように、ルーロンがあぐらをかきました。
「夕方になったから、わたしもう、なんにも飲まない。のどがかわくから、ウツボや魚に、塩をつけないで食べる」
緑色をした葉が、お皿のかわりです。
魚の切り身を、ズーズがつかみました。
「塩は、夜だけじゃなく朝や昼も、量をへらすと、飲む量がへる。だけど、日中はいくら飲んでもへいきだ」
「だけどわたしもう、おねしょ、したくないから」
「だからって、飲まなすぎはダメだ。のどがかわかない程度には、飲め。いいな」
ルーロンが、下をむきました。
「だいじょうぶだよ。ほんとうはもう、おまえの体はくさくない。だから、食え」
ルーロンの顔が、パッと明るくなります。
「もしも今夜失敗して、おねしょをしても、今日とおなじように、何日かつづけるんだぞ。なおるから」
うなずいたルーロンの手が、ウツボの切り身をつかみました。
5.ねる前に、おしっこをする
「ルーロン、このままねたら、また、ねしょうべんだ。はらのタンクにたまった、しょんべんだしてから、ねるんだ。しょんべんタンクを、からっぽにしてこい」
起きあがったルーロンが、屋根の下からでます。
「そっか、ねる前に、おしっこしないと」
海へ歩き、すなはまをおりました。
海面が、黒い鏡のようです。
宇宙をうつしだし、星がかがやいています。
海のふちをふまないように、海へむいてしゃがみました。
「遠くへ飛ばしてやるんだから」
うしろに両手をついて、おなかに力を入れます。
「夜空を切りさく流れ星よ。いけ――」
6.まとめ
やぁ、どふぁらずら
よくねむれるように昼間は、勉強でもあそびでも、
なんでもいいから、真けんにやる。
夕方になったら、のむ量をひかえる。
のどがかわく物も、ずら。
ほんでもって、
ねる前にトイレ!
おねしょ、なおすずら。
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