罪滅ぼし:いつ終わるかわからない




*目にやさしい背景色を使用*











やっても無駄だってわかってる。

だけどやらなきゃ終わらない。

つらすぎる……。








< 本文は:物語風に3分 >


目次

1.タウパの前書き

2.しょげた背中

3.10等賞だってムリ

4.ただじゃすまない

5.もっと許されない

6.どうしたら罪滅ぼしが……

7.つらいから罪滅ぼし

8.これからもつづけていく

9.まとめ








それでは、物語のように、どうぞ















- そこは、さんご礁にかこまれたのしげる島 -








1.タウパの前書き


こんにちは、島に住む10才のタウパです。

思うようにいかない。

つらいんだってばぁ。

罰があたった。

だったら仕方がないけど罰、いつ終わるの?

終わって、望みがかなう。

そうなってくれなきゃ、ずっとつらいのいやだってばぁ。


















2.しょげた背中

道にうつるヤシの葉のかげが、ゆれていました。

制服の茶色い短パンをはいた子どもたちが、下校します。

「あそこをあるいてるの、タウパだよな?」

そういったからだの大きなガギへ、小柄なルイトが顔をむけました。

「どうしたの、タウパが気になるの?」

「そういうわけじゃねぇけど、あんなにしょげた後ろ姿してたらなぁ……」

ルイトがタウパに目をむけます。

「そうだね。離島をまわる船がきたから、結果がわかったんじゃない?」

「そうか、絵のコンテストか!」


















3.10等賞だってムリ

足をはやめたガギとルイトが、タウパにおいつきました。

「タウパおまえ、またダメだったみたいだな」

タウパが振りかえりました。

「うっ、うん」

タウパがむきなおって足をすすめます。

「俺にいわせればおまえは、1等や2等どころか、そんなのねぇだろうけど、10等賞だってとれねぇな」

タウパがたちどまり、後ろをむきました。

「ガギに、そんなことわかりっこない。真剣にやってるのに、いいかげんなことをいうな」

タウパが強い視線をガギにおくります。


















4.ただじゃすまない

ルイトが、かた手であごをこすりました。

「ガギがいいかげんなことをいってるとは、思えないけど」

「だったら、どうしてぼくは賞がもらえないんだ!?」

「そんなのかんたんじゃねぇか。このあいだプララにいったヤツなら、全員わかるぜ」

タウパが首をかしげました。

「どういうことだ?」

ガギが一方のほほをゆがめます。

「島で一番大きな木のプララにのぼって、木の実みたいにみんなでぶらさがったよな。おまえそのとき近くの枝を、けっとばして折ったじゃねぇか。プララにそんなことして、ただですむと思ってるのか――」


















5.もっと許されない

ガギが腕をくみました。

「罪滅ぼしがすむまでは、賞はムリってことだ」

パッと目をひらいたタウパが、うつむきました。

踵をかえしてあるきだします。

≪ガギのいうように、プララは島にはえる木の、神様みたいな存在だけど……≫

足をすすめながら、かんがえました。

≪プララは島の先端のほうだから遠くて、なかなかいけない。でも、いったらいつもぼくらを楽しくあそばせてくれる。あのときは調子にのって、つい……≫

「おまえが折った枝には、実がなってたんだぜ」

タウパがいそいで振りかえります。

「今まで、気づかなかったってか。それじゃあもっと、許されねぇな」


















6.どうしたら罪滅ぼしが……

タウパとそのうしろのふたりが、素足で道をふんですすみます。

≪プララはぼくら子どもにとっても、神様みたいだ。やさしいはずなのに……≫

うつむくタウパの視線の先を、白っぽいカニが横ぎりました。

≪ごめんなさい……≫

タウパが、かた手を胸にあてました。

≪ぼく、船がふた月おきぐらいにくるから、そのたびに先生に絵をわたしてきました。もう10回以上です。最初は、かんたんに賞がもらえると思ってたから、落ちこみました。だけど、それからもがんばってつづけて、何回やってもムリだから、あきらめそうになった。友だちがはげましてくれて、やってこれたのに……≫

タウパが胸にあてた手に、もう一方の手をかさねました。

≪ほんとうに、ごめんなさい。どうしたら、罪滅ぼしができますか?≫

 💦タウパがはげまされたページは、こっち >


















7.つらいから罪滅ぼし

ルイトが指をパチン、とならしました。

「背中が小さくなってる。ずいぶん反省してるみたいだね」

「タウパおまえは俺とちがって、どっちかといえばいいヤツだ。だから、これからも絵をだしてれば、いいんじゃねぇか」

足をとめたタウパが、ふりかえりました。

「賞がとれないって、わかってるのに?」

「ああ、そうだ。だから、つづけるのつらいじゃねぇか」

「でもそれが、罪滅ぼしになるんじゃない?」

タウパがふたりにむけた目を、大きくひらきました。


















8.これからもつづけていく

葉の影のゆれる道に、白っぽいカニがたちどまって、目を高くあげました。

ふたりのまえをあるくタウパが、カニに近づいていきます。

≪3等賞でもいいからって、いつか賞がもらえるって思ってた。そんな期待があるからつづけられたのに……≫

タウパが足を、重そうにまえにだします。

≪ぼくが枝を折っておとした実は、プララの子どもだ。ぼくは生まれた豚の赤ちゃんが、1匹でも死ぬと悲しい。だからプララは、もっともっと悲しんでる≫

顔をあげたタウパが、後ろをむきました。

「ガギとルイトのいうとおりだよ。ぼくはこれからも、絵をかいてだすから」








9.まとめ







こんにちは、どふぁらずら。

罪滅ぼし、いつ終わるかわからない。

んだが、

やればきっと終わる。

それでもって、思いがかなうずら。




おっと!

こっちも、つらかったずら。

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