やぁ、冬の大三角形をめぐる旅へ、ようこそ。
3つのサイトをめぐって、島をたのしむよ!
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いっしょうけんめいにやったから、くやしくて!
だったらおちついて、どうすればいいんだろう?
本文は:物語風に6分
<ふりがな> 小学3年生~
1.タウパの前書き
2.大きな木、プララからの帰り道
3.道をまちがえて悲しい
4.なんとなく方向がわかる
5.どっちに進もう
6.すごい遠くまできた
7.みうしなったせきにんを感じて
8.かんじんなのは、まちがえたあと
9.まとめ
それじゃあ、物語みたいに、いくよ
1.タウパの前書き
ぼくとおなじ学年のシンと、そのふたつ下のスンス。
ふたりは兄弟、すごいんだってばぁ。
自分たちだけで、島のはしっこにある大きな木へ、行ったんだよ。
💦 そのページは、こっち >
2.大きな木、プララからの帰り道
ヤシ林のなかを、人がふんでできた道がつづいていました。
弟のスンスが、はだしであるきます。
「プララにむかうときに、木のえだをおって目じるしをつけた。帰りはわかれ道になるたびに、前をあるくぼくが目じるしをみつけて、まよわないようにしてきたのに」
兄のシンが、スンスのうしろをあるいています。
「ヤシ林には、たくさんのわかれ道がある。それなのにスラッと高いヤシの木と、そのあいだにしげるぞう木か、ぞう木がなければ草むらがあるだけで、どこも景色がおなじようだから……」
スンスがふりかえり、後ろむきにあるきました。
「だから、目じるしをつけたのに。ぼくがみうしなっちゃったから……」
シンが口元をゆるめます。
「でも、だいじょうぶだよ。ずいぶんあるいたから、集落にちかいはずだ」
3.道をまちがえて悲しい
草のあいだを道がつづき、スンスが前をむいて進みます。
「せっかくプララにいけたのに、帰りに道で迷ってたら、ふたりだけで行けたことに、ならないよね?」
シンは答えずにあるき、スンスがつづけていいます。
「プララは遠いから、大人や年上のお兄ちゃんやお姉ちゃんに、つれてってもらうのに。ぼくたちふたりだけで行けたら、自信が持てた」
スンスがかた手でぞう木の葉をたたきました。
「自信が持てれば、ぼくたちがみんなを、つれていってあげれたのに……」
スンスがあるきながら、うつむきます。
「お兄ちゃん、ぼくたち、家に帰れるかな?」
4.なんとなく方向がわかる
シンがしっかりした言い方をします。
「だいじょうぶだよ。ちゃんと集落のほうにきてる」
「どうしてわかるの?」
「スンスがお兄ちゃんで、ぼくが弟ならスンスにだって、どっちが集落かきっとわかる」
「ぼくが、お兄ちゃんだったら、そうなんだ……」
「太陽のいちとか風とか……。それとなんとなくかな……」
スンスがかた手をあげ、指をさしました。
「お兄ちゃんあれ、道じゃないの!」
ヤシの木のあいまの草むらのむこうに、人がならんであるける道がつづいています。
5.どっちに進もう
シンとスンスが草むらをあるき、道にでました。
「ここってしょう学校につうじる道じゃないの?」
スンスが首をふってかくにんします。
「でも、どっちに進めばいいんだろう?」
シンが首をかしげました。
「いや、集落からしょう学校のほうじゃなく、集落から島の先たんのほうへ、つうじる道かもしれない?」
シンがふりかえり、道の先へ目をむけます。
6.すごい遠くまできた
シンが足をとめ、横をあるくスンスに顔をむけました。
「ぼくはここで待ってるから、スンスが浜にでてかくにんしてくるんだ」
スンスがヤシの木のあいだに目をむけます。
「ほんとだ、海だ!」
スンスが、草をとびこえるように走りました。
海を後ろにしてヤシの木のあいだを走って帰ってきます。
「わかったよ、お兄ちゃん。ぼくたちの集落のはずれにある半島が、遠くにみえた」
スンスがシンをまえにして立ちました。
「道をもどらないと、ぼくらの集落は、こっちだから」
「そっか、ごめん。道にでたとき、反対に進んでたら、しょう学校だったんだね」
スンスがりょう目を大きく開きました。
「て、ことはお兄ちゃん、ぼくたちプララから帰るのに、集落のうらの林をとおって、すごい遠くまできたんだ」
7.みうしなったせきにんを感じて
スンスがかたをおとし、うつむいてあるきます。
「どうしたんだよスンス、しょう学校をすぎて、このままいけば集落じゃないか」
スンスがシンに顔をむけ、その目になみだがうかんでいました。
「ぼくたちふたりだけでできるの、お兄ちゃんとっても楽しみにしてたのに、ごめんなさい……」
シンがスンスのかたに、うでをまわしました。
「スンスはちゃんとやってた。ぼくだってかくにんしなきゃ、いけなかったのに、ゆだんするぐらいちゃんとやってた。スンスだけのせいじゃないよ」
「お兄ちゃん、いっしょうけんめいにたのんで、せっかくお父さんから、ふたりで行くことを、ゆるしてもらったのに……」
うつむいたシンが、目からなみだをおとしました。
8.かんじんなのは、まちがえたあと
母屋の軒先に立ったシンとスンスが、お父さんとお母さんをまえにします。
「ふたりとも、よくやった。ヤシ林をあんな遠くまでいって――」
お父さんとお母さんが、うれしそうな顔をしています。
「ええほんとうに、すごいわ。ふたりだけで行って帰ってきたなんて――」
スンスが小さく息をすいました。
「だけどぼく、帰り道をまちがえたから……」
お父さんがうなずきました。
「それでもスンスがさいごに、海にでてどっちに行くか、決めたんだろう」
スンスが顔をあげ、お父さんに目をむけます。
「なにをしたってかんぺきにできることなんて、そうそうない。お父さんだって、まちがえてばかりだ」
お父さんがこしをおろし、シンとスンスのかたに手をおきました。
「かんじんなのは、その先だ。まちがえたあと、どうするかだ。スンスはちゃんとやりとげた。ふたりとも、たいしたものだ」
スンスがシンに顔をむけ、シンがスンスにうなずきました。
9.まとめ
やぁ、どふぁらずら。
まちがえた、だったらそのあと!
どうすればいいか、
おちついて考えるずら。
おっと!
こっちは、失敗をいかすずら。
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