宿題だって、やりたくないのに、勉強する理由、いっぱいあるみたい。
そのひとつ。
本文は:物語風に3分
<ふりがな> 小学3年生~
1.タウパの前書き
2.なんで勉強するの?
3.こうかいするのかな?
4.2度とない
5.ぜったいにイヤだ
6.ものすごいこうかい
7.想像して、どうだった?
8.自分でかけるように
9.気持ちをつたえられるように
10.まとめ
それじゃあ、物語みたいに、いくよ
1.タウパの前書き
こんにちは、海や林ですっぱだかであそぶ、10才のタウパです。
しょう学校へ、
茶色い短パンをはいて、あるいてかよう。
みんなであそべて、楽しい。
だけど、
勉強なんて、したくないってばぁ。
2.なんで勉強するの?
タウパが高いヤシの木にのぼりました。
≪ぼくは、またがった葉の芯にすわって、まえにたおれる。芯においたりょう手に、そっとほっぺをのせるんだ≫
心のなかでいいます。
≪だれにも、じゃまされないように、ここへきた。お父さんに、勉強したくないっていったら、目をつぶってじっくり、想像するようにいわれたから≫
芯のりょうがわにならんだ細長い葉が、風にふかれてこすれあいます。
≪ケンカしてぼくが、どふぁら兄ちゃんなんか、ほかの島へいっちゃえ。この島からでていけっていったら、ほんとうにどふぁら兄ちゃんが、でていって、どふぁら兄ちゃんがいなくなった、ってことにするんだって、お父さんが……≫
葉のこすれる音につつまれました。
3.こうかいするのかな?
≪ぼくが想像するのは、どふぁら兄ちゃんがいなくなったあとの、ぼくの気持ち≫
目をつぶりながら、口をモゴモゴさせました。
≪えっと、えっと、想像しなきゃ≫
片手をぬいて、人さし指で鼻をこすります。
≪えっと、いつもとなりでねむってる、どふぁら兄ちゃんが、朝おきるといない。そうするとぼくは、どう思うんだろう?≫
タウパが鼻をこすった手を、顔のしたにもどしました。
≪えっと、ぼくはどふぁら兄ちゃん、どこへいったんだろう? って思って、そっか、島からでていったんだって、気づいて……、気づいて……≫
4.2度とない
≪えっと、夜、ねむるマットに横になって、どふぁら兄ちゃんと、ねむくなるまで、いつも話しをする……≫
手にほっぺをのせたままタウパが、わずかに首をかしげました。
≪そもそも、どふぁら兄ちゃんがいないんだから、はなれでひとりで、ねむらないんじゃないかな……≫
目をあけたタウパが、はねるように体をおこし、声にだしていいました。
「え―――、どふぁら兄ちゃんともう2度と、はなれでいっしょに、ねむれないってこと!!」
タウパが思いっきり、首を横にふりました。
「そんなのイヤだ、イヤだ。ありえないってばぁ」
葉のこすれあう音のなかへ、大きな声をひびかせます。
5.ぜったいにイヤだ
「今ぼくは、ありえないぐらいイヤなことを、想像してるんだ」
タウパがゆっくり、まえに体をたおします。
≪えっと、えっと……≫
芯にかさねたりょう手に、ほっぺをのせました。
≪えっと、どふぁら兄ちゃんが、元気でいるか気になる。島からでてひとりで、さみしくしてないか、しんぱいになる……≫
カサカサ、カサカサ、葉の音をうるさく感じました。
≪ほかの島にいって、だれかぼくみたいな男の子と、なかよくなって、楽しくしてたら、イヤだってばぁ。ぜったい、ぜったい、イヤだってばぁ≫
まゆ毛をつよくよせました。
6.ものすごいこうかい
≪どふぁら兄ちゃんは、どこにもいかない、ずっとぼくといるって、やくそくしたのに――≫
タウパが小さく首を、横にふりました。
≪頭にきたぼくが、いけないんだ。ぼくが島からでていけって、強くいったから……≫
目じりから、なみだをこぼしました。
≪どふぁら兄ちゃんもう、船にのっていっちゃった。どうしよう、どうしよう……≫
2かい鼻をすすります。
≪もどってきてほしい。どふぁら兄ちゃん、どうしてももどってこないと、ダメだってばぁ≫
目をあけたタウパが、体をおこしました。
7.想像して、どうだった?
ヤシの木からおりて、母屋へあるきます。
葉っぱをかさねた屋根のはしを、こしをまげてくぐりました。
≪よかった。お父さん、まだ海に魚をつかまえにいってない……≫
あぐらをかいたお父さんのまえに、立ちました。
「ぼく、どふぁら兄ちゃんが、島からでていったあとのこと、想像したよ」
お父さんがやさしそうに、ほほえみます。
「それで、どうだった?」
タウパがりょう足を、バタバタさせました。
8.自分でかけるように
「も~、お父さんたらイヤなこと、想像させるんだから」
タウパがほっぺをふくらませます。
「ぜったいに、帰ってきてほしいから、どふぁら兄ちゃんに、手紙をかく」
タウパがりょう手を、こしにあてました。
「もしも、そんなことになったらお父さん、手紙をかくの、てつだってよね」
お父さんが、うれしそうにえみを深めます。
「なんで勉強するのか、わかっただろう。自分でかけるようにするんだ」
タウパがりょう目を、大きくひらきました。
9.気持ちをつたえられるように
ヤシの木のうえでタウパが、葉の芯にかさねた手に、ほっぺをのせます。
≪ひどいケンカをしたらぼくは、どふぁら兄ちゃんに、島からでていけなんて、いうのかな?≫
手に顔をのせたまま、首をわずかにかしげました。
≪どんなにひどいケンカをしても、そんなことぼくはいわないと思う≫
まゆげをわずかによせました。
≪だけど、どふぁら兄ちゃん、ときどきさみしそうにしてるから、もしもだまって島からでていっちゃったら……≫
タウパが目に、なみだをうかべました。
≪やっぱり気持ちを、ちゃんとつたえられるように、勉強しよう≫
10.まとめ
やぁ、どふぁらずら。
なんで勉強するの?
そりゃあ、
自分の気持ちぐらい、自分で文字にするずら。
おっと!
勉強したら、あそぶずら。
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