健気さが心にひびく





ようこそ 冬の大三角形をめぐる旅へ。

3つのサイト・島と宿の紹介・島でのできごと・島民の思い をめぐる。

さぁ、ひと息いれて思い描けば、そこは旅先 はじめての方は 

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- 各画像は “自由と願い” の象徴です -








根気よく少しずつやった。

大変だったのに、笑顔がうれしいって、笑顔が宝物だって……








< 本文は:物語風に3分 >


目次

1.タウパの前書き

2.肩こり

3.ずいぶんもんだが……

4.体が少し不自由だけど

5.片手が使えないから

6.長いことかかって

7.健気

8.まとめ








それでは、物語のように、どうぞ















- そこは、さんご礁にかこまれたしげる島 -








1.タウパの前書き


こんにちは、海や林ですっぱだかであそぶ、10才のタウパです。 

ガテおじいちゃん、肩がいたいっていう。

それって病気なの?

首がうごかないって、辛そうなんだってばぁ。


















2.肩こり

母屋の床にはヤシの葉をあんだマットが、一面にしかれていました。

そこにタウパのお父さんのカタレマが、膝立ちになっています。

「この肩カチコチです。パンパンにこってるじゃないですか」

カタレマの祖父のガテが、カタレマの前にあぐらをかいていました。

「タウパにもんでもらったんじゃが、力いっぱいやっても、タウパじゃちっともこりがほぐれん」

カタレマが大きく息をすいました。

「いたっ、いたいじゃ、おぬしは力がありすぎる。もう少し力を抜かんか」

カタレマが自分のりょう肩を少しさげました。

「こんなもんですか?」

ガテが首を、わずかに左右にたおしました。

「悪くない、そのままつづけるじゃ」

















 

3.ずいぶんもんだが……

カタレマが、ガテの肩からりょう手をはなしました。

「ずいぶんもみましたが、どうです。こりがほぐれましたか?」

ガテが頭を横にたおそうとしました。

「う~ん、いたいじゃ」

今度は顔をうしろにむけようとします。

「だめじゃ、だめじゃ、首がまわらん」

はんたい側もためしました。

「こっちもじゃ、まいった」

カタレマがガテの前に立ちました。

「おぬしがやってもダメなら、ここは仕方がない。レケにたのむじゃ」

「タウパにたのみにいかせます」


















4.体が少し不自由だけど

レケは40過ぎの細身の女性です。小さいころ木から落ちて利き腕がつかえず、一方の足も少し不自由で肩をゆらしてあるきます。

軒先に立って、片手を膝につき母屋のなかへ顔をむけました。

「おまたせしました。だれでしょう。トイレですか、それともほかの場所ですか? どこへでも杖になっておつれしますよ」

ガテが辛そうに片手をあげて、小さく手招きをします。

「レケ、わしじゃ。わしはまだ足はたっしゃじゃ。どこにもいかん」

ガテが手招きした腕を静かにおろし、自分の前の床を2度たたきました。

レケがガテの前にあぐらをかきます。

「おじいちゃん、どうしたんでしょう?」

「肩じゃ、肩がこって首がまわらん。おぬしはこりをほぐせると、聞いたことがあるじゃ」

「やったことがありますが、片手しか使えませんから、長いことかかりますし、それだけやっても、よくなるかわかりません」


















5.片手が使えないから

ガテが首をうごかしました。

「いたくてかなわん。このままじゃ、なんの作業もできん。おぬしがたよりじゃ、なんとかしてもらえると助かる」

ガテが小さく頭をさげました。

「わかりました。やってみます。」

レケがガテのうしろに膝立ちになりました。

「片方もんだら反対へ、交互にりょう方少しずつもみますから。何度かいったりきたりしたら、今度は前からもみますね」

レケがガテのはす向かいに、そして反対のはす向かいに移動して、ガテの肩をもみました。

ガテが微笑みます。

「手間をかけさせて、もうしわけないのう」


















6.長いことかかって

レケがガテの背後に膝立ちになり、ガテが口をひらきます。

「もうかれこれ、半日近くもんでもらってるじゃ」

「長いことかかってしまいました。もう少ししたら、試しに首をまわしてみましょうか?」

「ああ、いってくれれば、何度でもためすじゃ」

「それじゃあ、おじいちゃん、片方ずつやってみてくださいな」

ガテが顔をうしろへむけました。

「おっ、いいじゃ、いい」

顔を反対にむけました。

「いい、こっちもいいじゃ」

ガテが首を左右にたおしたり、肩を前後にまわしたりしました。

「レケ、完璧じゃ、完璧。すっかりこりがほぐれた」

ガテが笑顔になります。


















7.健気

レケがガテの前にすわりました。

「おじいちゃん、楽になったのね。よかった、ほんとうによかった」

レケがうれしそうに微笑みます。

「おじいちゃん、どうもありがとう。こんな私をたよってくれて」

「なにをいっとるじゃ。肩がかるくなってわしが満足して、よろこんどる」

「だけど私もうれしいの、おじいちゃんのその笑顔が、私の宝物になるのよ」

ガテが軽々と片腕をあげ、後頭部に手をあてます。

「レケにはまいるのう」

ガテが目尻のしわを深くしました。

「レケのその健気さが、わしの胸の内を明るくてらす。まるでよく晴れた空のようじゃ」








8.まとめ

 





こんにちは、どふぁらずら。

笑顔が宝物。

健気さが、心にひびくずら。

レケは自分から幸せになった。

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おっと!

こっちの気持ちもいいずら。

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