誹謗中傷:別の次元で自分の道を




*目にやさしい背景色を使用*











迷惑ですよね、そういう人。








< 本文は:物語風に3分 >


目次

1.タウパの前書き <うそかもしれないから>

2.うわさが、どんどん広がる

3.誹謗中傷、くだらないってわかってるけど

4.よくないことしてるって罪悪感が刺激的

うわさがほんとうか本人に確認する

6.ゴミ同然・わかってて楽しんでる

7.気にせず別の次元に

8.まとめ <自分の道を>








それでは、物語風におくります














― そこは、さんご礁にかこまれたのしげる島 ―








1.タウパの前書き <うそかもしれないから>


こんにちは、島に住む10才のタウパです。

ぼくだったら、

ほんとうかうそか、本人に確かめるってばぁ。

本人に確かめたって言われても、うそかもしれないし。


















 2.うわさが、どんどん広がる

授業がおわって、やすみ時間です。

葉をふいた屋根の下から、軒先にでました。

茶色い短パン姿の女の子が3人です。

「タウパってまだ、おねしょしてるみたいよ」

ほかの2人がクスッと笑います。

「そうでしょう。だって近くにいくと、おしっこくさいもん」

「いやあねぇ、10才でしょう。おしっこたくさんでるもん。くさいはずよ。体中おしっこまみれじゃない」

3人が声をあげて笑いました。

うわさが、タウパとおなじ学年で広がります。


















 3.誹謗中傷、くだらないってわかってるけど

小学校の帰りです。

ヤシの木のあいだを道がつづいています。

茶色い短パン姿で歩く生徒を、タウパが走って追いこしていきました。

「ほんとだ、くさい。におってくるわ」

女の子と男の子がならんで歩いています。

「タウパはよ、ヤシの樹液も好きだけど、井戸水も好きなんだぜ。井戸水、たくさん飲むから、しょん便がめちゃくちゃくさいんだ」

男の子が鼻にしわをよせ、その鼻をつまんで女の子にむきました。

「やだ、笑わせないでよ。におい、想像しちゃうじゃない。おえっ」

女の子が、舌をだして吐くまねをします。


















 4.よくないことしてるって罪悪感が刺激的

ヤシの木のあいだを、タウパが走ります。

友達に追いつきました。

「いっしょに帰ろうよ」

2人の男の子の横にならび、男の子たちがタウパから1歩遠ざかります。

「えっ、どうしたの、2人とも?」

1人の男の子が言いました。

「どうもしない。だけど、少しはなれて歩こうぜ」

もう1人の子が言います。

「タウパが前を歩けよ。俺たちは、うしろからついていくから」

「いいけど……」

首をかしげたタウパが、先にいきます。

あとについた男の子2人が、タウパの背中に顔を近づけ、鼻の穴を大きくして息を吸いました。

顔をみあわせてニヤニヤすると、ふたりとも顔の前で手のひらをヒラヒラうごかします。

「くせぇ、くせぇ」

声にださないで、口をうごかしました。

タウパがふりかえります。

「帰ったら海であそぼうよ」


















 5.うわさがほんとうか本人に確認する

母屋は、柱が屋根をささえているだけで、壁がありません。

タウパが母屋の軒をくぐり、家の中へ入りました。

ボアタが家の反対側から、入ってきました。

16才のボアタは、タウパの従姉にあたります。

茶色い服をダボッと、着ています。

「タウパ、わたしに内緒でまだ、おねしょしてるのか?」

本人に確認しました。

「おねしょなんて、もう、とっくになおったってばぁ」

「やっぱりそうか。おまえの友達は、どうしようもない」

 ボアタは物事をはっきり言う性格です。


















 6.ゴミ同然・わかってて楽しんでる

「ぼくの友達が、なにかしたの?」

ボアタのほほが、不満気にふくらんでいます。

「タウパがしらないってことは、デマだってことだ」

「なんのこと言ってるの?」

「だれもタウパに確かめないのは、半分うそだってわかってて、楽しんでるんだ」

タウパが首をかしげました。

「本人に確かめない話なんて、ゴミだ」 


















 7.気にせず別の次元に

タウパの目に、怒ったように力が入りました。

「ねぇ、なんのことだか全然、わからないってばぁ。ちゃんとおしえてよ」

ボアタが、ほこりを払うように、片手をふりました。

「タウパは、しらなくていい。そんな友達に、まざらなくていい」

タウパが一歩前にでて、ボアタに近づきます。

「だから、友達がどうしたっていうのさ」

ボアタも、半歩前にでます。

「その友達とおなじになるな。タウパは別の場所にいろ」

「まったく頭にくるなぁ」

「同類になるなってことだ」








 8.まとめ<自分の道を>







こんにちは、どふぁらずら。

根拠のない話は、どうでもいい。

んだから、

誹謗中傷する人とは、別の次元にいればいいずら。

自分の道をすすむずら。




おっと!

嫌いな相手だっているずら。

・究極はその人を包む >








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