笑みと幸せと幸運





ようこそ 冬の大三角形をめぐる旅へ。

3つのサイト・島と宿の紹介・島でのできごと・島民の思い をめぐる。

さぁ、ひと息いれて思い描けば、そこは旅先 はじめての方は 

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- 各画像は “自由と願い” の象徴です -








楽しそうで幸せ!

めぐってくるなら幸運は、きっと笑顔がすき。








< 本文は:物語風に4分 >


目次

1.タウパの前書き

2.紐づくりを手つだって

3.相手にしないし、そんな人はいない

4.みてるだけで、うれしくなる

5.浜へむかって必死にはしる

6.うれしそうな顔をみるだけで

7.幸せの水しぶき

8.まとめ








それでは、物語のように、どうぞ















- そこは、さんご礁にかこまれたのしげる島 -








1.タウパの前書き


こんにちは、海や林ですっぱだかであそぶ、10才のタウパです。

ぼくの従姉のボアタ姉ちゃんは、人柄は悪くないっていうか、

口が悪いだけで、いい人だと思う。

ナイーネお姉ちゃんは、お姉ちゃん、って感じで、すごくやさしい。

どっちもぼくは、大すきなんだってばぁ


















2.紐づくりを手つだって

床は、浜に堆積した昔さんごだった小石をあつくしき、その上をヤシの葉をあんだマットがおおっています。

タウパの従姉の16才になった細身のナイーネがあぐらをかいて、おばあさんを手つだっていました。

まえにだした一方の足に、ヤシの実の繊維を数本ずつ、こすりつけます。

となりに座ったおばあさんが、よった繊維どうしをよりあわせ、手の平のはしから紐をのばします。

ナイーネとおなじ歳のしっかりした体形のボアタが、軒をくぐって母屋へはいってきました。

おばあさんと若い女の子ふたりは、茶色い布で大きめにつくった服を着ています。


















3.相手にしないし、そんな人はいない

「ナイーネ、口元をゆるめて作業をして、なにがそんなにうれしいんだ? わたしは今、ものすごく頭にきてるっていうのに。わたしたちの身内の、悪口をきいたんだぞ」

ボアタがナイーネのまえに、あぐらをかきました。

「身内は、どふぁらだ。うぅうぅ唸るだけで、まともにしゃべれないからって、どふぁらをバカにしやがって」

ナイーネが小さくりょう肩をあげ、クスクスッと笑いました。

「ナイーネは、くやしくないのか!?」

ほほ笑みながら手をうごかし、ナイーネが口をひらきました。

「どあふぁらは、そんな身体的なことをいうような人を相手にしないし、そもそもそんな人が、島にいるなんて思ってない」

ボアタが鼻息をあらくしました。

「だからって頭にこないのか。わたしは、そんな女どもに頭にきて、そんな女とおなじ程度になる。わたしのすばらしい人柄をまもるために歌え、ナイーネ。作業をしながらでいいから――」

💦 歌声につつまれて気を静めるページは、こっち >


















4.みてるだけで、うれしくなる

ナイーネとボアタが、屋根の葺きかえにつかう葉を、あつめに林にきました。

「ナイーネ、じょうできだ。わたしとおなじぐらい、ずいぶんあつめたじゃないか!」

ボアタがたくさんの細長い葉をたばねて、頭にのせています。

「だからって、そんな幸せそうな顔を、してるわけじゃなさそうだな。鬼ごっこをしてる子どもたちをみて、そんな気分になってるのか?!」

「だって、ほら。足のないタンが鬼になると、にげる子たちはいっせいに、片足しかつかわないし、タンが鬼じゃなくなると、タンをおいかけるなら、鬼の子が片足だけで必死にはしる」

ボアタが、木々のあいだであそぶ子どもたちに、目をむけました。

「ねぇボアタ、だれがそんなルールをかんがえたのかな? みてるだけで、うれしくなってこない?」

ボアタが頭から葉のたばを、おとしました。

「りょう手をまえについて進むタンと、いっしょにあそぶんだから、そんなルールあって、あたりまえだろう」

ナイーネが、笑みをふかめます。

💦 おいかけっこのページ<ルビ付き>は、こっち > 


















5.浜へむかって必死にはしる

浜をあがった所にならぶヤシの木の横にたって、ナイーネが海のほうをむいています。

「なにをみてるんだ?」

ボアタが、ナイーネとならんでたちました。

「そうか今日は、子どものいる大人だけが、参加できる競争だったのか!」

ボアタが腕を組みました。

「若いお父さんやお母さんから、40代50代の親もいる。潮が引いて浅くなった海を、みんなヤシの芽の皮からつくったカヌーをもって、沖へむかってあるいてる。今やった競争は、どうだったんだ?」

「沖に横1列にならんで、いっせいにスタートするでしょう。帆に風をうけて進むカヌーをおいかけてみんな、こっちにむかって必死にはしる。曲がっていくカヌーには、そっちにいかないで、なんて女の人がさけんで、まっすぐ進むカヌーには、そのままいけって男の人が、大声でいったりして――」

💦 カヌーで大人が競うページは、こっち > 


















6.うれしそうな顔をみるだけで

ボアタが拳で、もう一方の手の平を打ちました。

「よし、みんなカヌーを片手でおさえて、位置についたぞ!」

「掛け声がそろって、迫力があるんだから。ほらっ、スタートした!」

ボアタがチラッと横をむきました。

「それにしても、そんなに楽しいか、ニコニコして?」

「みてよ、みんなの笑顔、みんないっしょうけんめいだけど、すごくうれしそう。そんなみんなをみてるだけで、ワクワクする」

競争をみるボアタが、眉をよせました。

「みてよ、ボアタ。でこぼこに足をとられて、ころびそうになったり、ほんとうにころんでも、すぐにたちあがってはしりだして、みんなの素足が飛ばす、水しぶきが幸せ! っていってるみたいでしょう」


















7.幸せの水しぶき

「カヌーをおいかけてはしって、楽しそうなのはわたしにもわかる」

ボアタが横をむき、ナイーネの顔をまじまじとみました。

「だけど、ナイーネほどうれしそうに、ほほ笑むまでじゃない」

「わたしたちも子どもができたら、参加しようよ。そうしたらボアタだって、はしりながらあげる水しぶきが、幸せ――って、さけぶようだよ!!」

ボアタが海へ視線をもどします。

≪わたしは不満が、おおくてダメだ。幸運がにげていく。その点ナイーネは、作業をしててもおだやかで、幸せそうにほほ笑んでる。人の笑顔をみて、幸せになれるナイーネといれば、にげた幸運が、わたしにもどってくるかもしれない……≫

心のなかでいったボアタが、顔をひきつらせて笑みをうかべました。

「ほらみてボアタ、みんなの笑顔、海や空に負けないぐらい、かがやいてる」








 8.まとめ

 





こんにちは、どふぁらずら。

いつもほほ笑んで!

楽しそうな光景に、幸せを感じる。

そりゃあ、

幸運に、すかれるずら。



 

おっと!

こっちは、パパががんばるずら。

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