1.タウパの前書き <失敗は、あたり前>
2.どれだけ長い壁
3.どうやってのりこえる
4.どうしていいかわからず、どん底
5.また、お花をそだてるには
6.負けつづける壁
7.のりこえたのに、また壁が!
8.まとめ <子どもだって、いっちょ前に>
それでは、物語のように、どうぞ
1.タウパの前書き <失敗は、あたり前>
ぼくだって壁っていうのに、ぶつかる。
あきらめかけたけど、友だちに支えられた。
挑戦なんだから、失敗はあたり前だって。
子どもにだって色々な壁がある。
のりこえるの、ほんとにたいへんなんだってばぁ。
これから6人の、かかえてる思いをつたえます。
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2.どれだけ長い壁
必死にとめようとする腕を、ふりはらいました。
「はなせ、おれはこの木のてっぺんから、飛ぶんだ。もう生きてたくない――」
ワムエは、すきな女の子に気持ちをつたえ、ショックを受けました。
≪気持ちを聞けてうれしいって、いってくれたのに≫
ワムエはその子がたいせつにする植物を、自分でも気付かぬうちに、無下にしていました。
≪おれが、そんなことさえしなければ――≫
悔やんでも悔やみきれませんが、気をとりなおします。
≪くっそ~、これからは、植物をいたわるよう、気持ちをいれかえる≫
いつ、気持ちがその子につたわり、壁をのりこえることができるのでしょう?
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3.どうやってのりこえる
「やっぱり、へんだ。ロンロが、いつもとちがう」
そうつぶやいた友だちが、しっかりした声でいいました。
「元気がないみたいだけど、なにか、心配なことがあるの?」
ロンロがあわてたように顔をあげ、首を横にふりました。
「ない、ない、なんにもないから」
その日を境に、ロンロは小学校にいかなくなりました。
≪友だちに心配してもらった時に、イジメられてるって、ほんとうのことを打ち明けれていれば……≫
と、考えることがありました。
≪小学校にいってみんなとあそびたい、それなのに――≫
ロンロはどうやって壁をのりこえるのでしょう。
💦 友だちを気づかうページは、こっち >
4.どうしていいかわからず、どん底
小学校からの帰り道です。
頭にきて友だちの身体的なことを指摘したガギが、親友のルイトからとがめられました。
「なんであんなこというんだ。ガギといっしょに、いたずらするのすきだけど、あんなこというガギは、最低だ。ケンカしたからって、いくらなんでも、いわない」
それに反抗しましたが、自分のしたことに気付き、深い後悔にさいなまれます。
≪自分の顔をみるだけで、その子がイヤな気持ちになる≫
ガキは小学校にいけません。
どうしていいかわからず、木のうえから星になげきます。
どん底の壁、のりこえられるのでしょうか?
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5.また、お花をそだてるには
花壇をまえにしてチコが、膝をかかえて座っています。
≪このサララが、さいごのひとつ、こわい。だけどわたしがどうするか、決めないと。勇気をださなきゃ≫
サララは、きれいな花をさかせます。
≪わたしがそだてられなければ、集落からサララが絶滅する≫
チコは決断を実行し、ねがいました。
≪この入れかえた土で、かならず元気になって、そしてお花をさかせて。小学校がお昼やすみになったら、走って帰ってきて、お水をあげるから、おねがいね≫
ですがサララが心配で、小学校で体調をくずしてしまいました。
もしもサララが死んだら、大すきなお花をそだてる自信を、なくしてしまうかもしれません。
そうしたらチコは、その壁をどうやってのりこえ、またお花をそだてるのでしょう?
💦 大すきだから緊張するページは、こっち >
6.負けつづける壁
家々で飼われている犬は、自由に集落やそのまわりを走りまわりました。
人にはぜったいに牙をむきませんが、犬同士のケンカはさかんです。
道にたって子どもたちが、その戦いをみていました。
「黒い犬、ぜったいに挑戦するわよ。ほら、走った。茶色い犬、かならず受けてたつから――」
挑むすがたに魅せられたタウパが、悩んでいました。
「くっそ~、なんどトークに、ケンカで負ければいいんだ」
トークはタウパより、大きな体をしていました。
「相手が強くても、ぼくだって挑戦する。だけど、どうすれば勝てるんだ……」
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7.のりこえたのに、また壁が!
木漏れ日のゆれる道を、イククが友だちとならんで走っています。
「ありがとう、つきあってくれて。わたし、スポーツ苦手だけど、きらいになりたくない。みんなともあそびたいから、こうしてゆっくり走るのは、つづけるんだ」
走っていると、運動がへたくそなのを笑う子から、からかわれます。
「イクク、集落から少しはなれたところで、走ろうよ」
そこは人気がなくて、さみしいところでした。
友だちがいっしょに走れない日は、気持ちがしずみましたが、がんばってつづけ、マラソン大会でビリを卒業しました。
苦手をつづける壁をのりこえたイククは、また、毎日つづける壁に挑みます。
💦 ビリ卒業のページは、こっち >
8.まとめ <子どもだって、いっちょ前に>
こんにちは、どふぁらずら。
壁。
人のねむる家にはないが、豚小屋にはあるずら。
その壁とちがう、人生にたちはだかる壁。
子どもだって、いっちょ前に、かかえてる。
ほんでもって、
いっちょ前に、のりこえようとするずら。
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